【高齢者はなぜ脳トレが必要なのか?】
先日、認知症予防について記事を書きました。
【認知症予防|高齢者脳トレにクロスワードは本当に有効か?】
その際に高齢者脳トレには何が良いかと言うことに触れたのですが、そもそもなぜ「高齢者=脳トレ」のイメージが強いのか、また必要なのかについて考えてみましたので、ここに調査と個人的な見解を書いておきます。
ジャネーの法則(年齢によって時間の感覚が違う)
個人的な見解をするにあたって、これを先に説明しておく必要があります。
高齢者脳トレとジャネーの法則を結びつけて書いてある記事はなかなかありません。
例えば、子どもの頃に「そこで待っていなさい。」と親や知り合いの人に言われたことがあると思います。
仮にそれが1時間だったとします。その時間はただ待つだけと仮定した時。
とても長くなかったですか?
現在1時間ただ待つだけだったとしても、子どもの頃より早く時間が経過すると感じると思います。
これは時間の感覚が年齢とともにどんどん短く感じていくという現象?といったら良いのかわかりませんが、そうなっていきます。
これが「ジャネーの法則」です。
5歳の1年間 = 50歳~60歳の10年間
という結果になります。
平均寿命とジャネーの法則
<2017年7月の平均寿命>
男性 = 80.98
女性 = 87.14
(メモ:男性の方が寿命が短い傾向にあるのは男という生き物という観点からと健康意識の違いからきているらしいです。)
では、単純に考えて人生の折り返し地点はどこか?
男性 = 40歳
女性 = 44歳
ざっくりこんな感じです。
これは時間を子供も大人も高齢者も一律同じと考えた場合です。
では、ジャネーの法則で考えると半分の地点はどこになるのでしょうか?
人生の折り返し地点 = 20歳!
かなり衝撃的ですね。
脳トレとジャネーの法則
ジャネーの法則で何となく感じたかと思います。
脳というのは使わないと衰退していきます。
例としてこんな情報がありました。<脳のピーク>
18歳前後:総合的な情報処理能力と記憶力
22歳:名前を記憶する能力
32歳前後:顔認識能力
43歳前後:集中力
48歳:感情認知能力
50歳:基本的な計算能力
50歳前後:新しい情報を学び、理解する能力
67歳前後:語彙力(語彙の意味:ある特定の範囲において使われる単語の総体)
あ、結構、いけるじゃん!と思ったあなた!認識の違いがあります。
基本的に18歳前後にはほぼ全てが衰退しているということです。
それ以降に残された能力が22歳以降の分野ということになります。
ジャネーの法則の個人的な見解を書きます。
いきなりですが、例えば、どこかに旅行に行くとします。
「行き」と「帰り」どちらが時間がたつのが早いでしょうか?
答えは「帰り」になります。
行きの方が早いや同じという解答の方は大変素晴らしいです!その生き方を貫いてください!
「帰り」が早いと答えた方は一般的です。
この原理がジャネーの法則だと個人的に思っています。
同じ道を2度通るわけですから、一度見ている景色になれて、また運転時間や疲労具合なども行きに体感しているので、帰り道に予想がつくわけです。
無意識のうちにそれらをオートで受け入れてしまっている。
何が言いたいかというと。
1回目より2回目、2回目より3回目といった形で経験知を積めば積むほど、時間が短く感じるということです。
仕事で例えるとわかりやすいかもです。
初めのころはメモをとりながら、一生懸命にやって、帰宅してから思い返す人もいるでしょう。
ですが、ベテランになれば、もうわかっていることなので、翌日に問われたとしても、「そういえばそんなことやったな。」程度の記憶になっているわけです。
経験知を積めば積むほどに考えずとも出来てしまう。
でも、考えずにやっている仕事中も時間は平等に過ぎていっているわけです。
これが時間が短く感じてしまう原因 = ジャネーの法則
と、こう考えるわけです。
経験知量が多いことをする = 時間が短く感じる
脳を使っているかどうか判断するのは脳
第三者からみたら、凄いことをしているように見えることも、本人は経験知をもとに行っていることだと、さほど脳は使っていないのです。
また本人も周りから評価されたりすると、使っているように感じるが、オートモードで出来るので、しっかりとした脳トレとは呼べないのです。
1日または1か月の間にどれくらい、新しいことに疑問を持ち、解決したか?
これが脳トレではないかとおもいます。
高齢者にかかわらず、常に新しいことをすることが脳トレに良い
個人的な見解をもとにここまできましたが、的は外していないと思っております。
高齢者脳トレとは何でも良いわけではないということです。
その人に合わせた脳トレが必要ということになります。
理数系が得意だった人は文系をやってみる。
文系が得意だった人は理数系をやってみる。
こういった今までやってこなかった、経験知が全くないものをやるとかなり効果的だと感じます。
「この年になってから、頑張るのは嫌だ。。」
そう思うのはごく普通のことだと思います。
ですが、認知症になって周りに迷惑をかけることを想像してみて下さい。
認知症予防が出来るのであれば、それはとても良いことなのではないでしょうか。
「経験知が全くないもので、今までやりたかったけどやれなかった。」
こういったものがあれば、最高です!
高齢者はなぜ脳トレが必要なのか?
タイトルにあることはここまで読んでくれた人にはわかったかと思います。
・脳は18歳前後をピークにほぼ衰退し続ける。
→ 高齢者と呼ばれる年齢を迎えるころには全てが衰退している。
・脳の衰退、認知症予防は出来ても成長することはない。
→ 脳にたくさんの栄養を与えることにより衰退を予防することができる。
<結論>
20歳を超えると衰退がすでに始まっているが、特に高齢者が目立つようになるため、「高齢者=脳トレ」が必要になるイメージが染みついている。
実際に脳トレをしないと認知症のリスクが格段と上がることは調査結果により出ております。
楽しいこと脳トレに選びましょう!
以上が、個人的見解と高齢者と脳トレに関する内容になります。
参考になれば、幸いです。
<脳トレにクロスワードを1問どうぞ>
<パズル遊び方>
マスをクリック!入力可能文字:カタカナ/ひらがな/アルファベット
「採点」= 正解「緑色」不正解「赤色」(1ワード1点)
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2 | 普通に並んでいる歯のわきに重なるように生えている歯。 |
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3 | 金額などを自動的に計算して記録する機械。 |
5 | 一日の仕事や授業の予定を割り当てること。または、その予定を書いた表。 |
6 | 薬などを使って、体の感覚をまひさせること。 |
7 | 周囲が動揺・回転しているような感覚。目がくらんで立っていられなくなること。 |
8 | 起こるかもしれないことに対して用意をしておくこと。 |
9 | 器具などに取り付ける金属製の付属品。 |
12 | 世の中のありさま。社会の風潮。 |
14 | 一定の時間内にできる仕事の量。仕事の進み具合。 |
15 | 自動車や自転車などのタイヤに穴があくこと。 |
16 | 前もって約束すること。 |
17 | 世の中のお金の流れ。商売の具合。 |
18 | つばさを持ち、体が羽毛でおおわれている動物。 |
20 | 物のなめらかな表面から出てくる光。 |
1 | 新しい草がよく生えるように、早春、枯れ草に火をつけて野を焼くこと。 |
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4 | 建物や山林など、大きなものが焼けること。 |
6 | 真剣であるさま。真心のあるさま。誠実な様子。 |
8 | 顔面の皮膚に現れる褐色の小さな斑点。 |
10 | 羊の肉。 |
11 | 国内の政治。「○○○○干渉」 |
13 | 絵をかくとき、色を付けるためにぬる材料。 |
15 | フランスの首都。 |
16 | 伝えたい事がら。用事。 |
18 | ニワトリなどを飼っておくための小屋。 |
19 | 個数や年齢をたずねるときに使う言葉。どれだけ。 |
21 | 3.1415926…=円周○○。 |
22 | 草と木。植物。 |