ことわざ辞書「す」から始まることわざ
「す」から始まることわざ一覧
ことわざ | よみ | 意味 |
水火の争い | すいかのあらそい | 水と火のように正反対の性格を持っていたり、相容れない立場にあって、非常に仲の悪い者同士の争いをたとえたことば。 |
粋が身を食う | すいがみをくう | 花柳界などで粋人だとか通人と言われものわかりのいい客、さばけた客としてちやほやされていると、金使いも荒くなって無理が重なり、結局は身の破滅を招く。 |
水火を辞せず | すいかをじせず | 水に溺れ、火に焼かれるような目に遭っても、それをものともしないこと。苦難や危険をかえりみず物事に取り組むこと。 |
推敲 | すいこう | 詩や文章を作る際に、その字句や表現を何度も苦心して練り直すこと。 |
好いた事はせぬが損 | すいたことはせぬがそん | 好きなことをしないのは損だ。やりたいことがあれば、あとで悔やまないようにやったほうがよい。早いところやるにかぎる。 |
好いた水仙好かれた柳 | すいたすいせんすかれたやなぎ | お互いに好き合っている者同士の男女を水仙と柳に喩えて言ったもの。 |
好いた同士は泣いても連れる | すいたどうしはないてもつれる | お互いに好き合って夫婦になった男女は、泣くようなつらい目や苦労に遭っても、最後まで添いとげるものである。 |
水泡に帰す | すいほうにきす | 水の泡になってしまう意から、努力の成果がすべて無駄になってしまうたとえ。 |
末始終より今の三十 | すえしじゅうよりいまのさんじゅう | ずっと先に多く手に入れるよりも、たとえ少なくても今手に入れるほうがよい。 |
据え膳食わぬは男の恥 | すえぜんくわぬはおとこのはじ | 目の前に食膳を据えられて手を付けないのは男の恥であるの意から、女のほうから仕掛けてきた情事の誘いに応じないのは、面目を失わせるもので男の恥である。 |
頭寒足熱 | ずかんそくねつ | 頭部を冷やし、足をあたためるのが健康によいという、古来からの健康法の一つ。 |
空き腹にまずい物なし | すきばらにまずいものなし | 腹の空いているときには、どんな物でもおいしく食べられる。 |
透き間風は冷たい | すきまかぜはつめたい | 義理の親子、夫婦、親友などの間で感情の隔たりが生じると、それまで親密だっただけにいっそう冷たさが身にしみる。 |
頭巾を見せて頬冠り | ずきんをみせてほおかむり | 頭巾をかぶって品よく見せているが、実際は顔を隠すのが目的の頬冠りであるの意で、見かけはよいが内情は苦しい。 |
捨てる神あれば拾う神あり | すてるかみあればひろうかみあり | 世間は広いので、ある人に見捨てられ相手にされなくなっても、また別の人が現われて助けてくれたり、あるいは面倒を見てくれたりするものだ。だから、人に冷遇されてもあまりくよくよとする必要はない。 |
住めば都 | すめばみやこ | どんなに不便な土地でも、長く住み慣れれば愛着がわいて、自分にとっては都のように往みよくなるものである。 |
駿河の富士と一里塚 | するがのふじといちりづか | 富士山と、一里塚は形は似ているが、比較にならぬという意で、差があり過ぎて比べものにならぬ。 |
するは一時名は末代 | するはいっときなはまつだい | つらい嫌な事でも一時我慢してやれば済むことであり、するべき事をしないでいれば、不名誉は後々まで残るの意で、するべきことは、苦痛であってもしなければいけないという教え。 |
寸陰を惜しむ | すんいんをおしむ | ごく僅かの時間を大切にすること。 |