ことわざ辞書「み」から始まることわざ
「み」から始まることわざ一覧
ことわざ | よみ | 意味 |
木乃伊取りが木乃伊になる | みいらとりがみいらになる | 人を連れ戻しに行って連れ戻される立場になったり、説得しようとした者が説得されてしまう。 |
身修まりて後家斉う | みおさまりてのちいえととのう | 自分の言動を整え正しくすることによって、はじめて一家がきちんと治まる。 |
身から出た錆 | みからでたさび | 刀身から生じた錆が刃物の価値を損なうことで、自分の悪行が原因になって悪い結果が自分に振りかかるたとえ。 |
御輿を上げる | みこしをあげる | それまで座り込んでいた人が立ち上がること。また、動こうとしなかった人が、何かに取りかかること。 |
水に燃えたつ蛍 | みずにもえたつほたる | 水の上を狂おしく光りながら飛び回る蛍。「水」を「見ず」にかけて、恋する相手に会えなくて、狂わんばかりに恋焦がれている状態を喩えていう。 |
水の恩ばかりは報われぬ | みずのおんばかりはむくわれぬ | 水の恩恵はあまりに大きくて、それにこたえることはできない。 |
水を乞いて酒を得る | みずをこいてさけをうる | 望んでいた以上のものを手に人れる。 |
味噌を付ける | みそをつける | 味噌が器に付着していると見苦しい。そこから、面目を失うような失敗をする。しくじってしまうこと。 |
見たと嘗めたは大違い | みたとなめたはおおちがい | 見ただけと、実際に味わってみたのとは大きな違いがあることから、外見と内容がひどく異なっている。 |
三たび肱を折って良医と成る | みたびひじをおってりょういとなる | 自分の肱を何度も折ることで苦痛を味わい、治療する経験を積んたのちに、はじめて優れた医師になれるという意味で、苦労を重ねなければ立派な人物には成長しない。 |
三度吾が身を省みる | みたびわがみをかえりみる | 一日に何度も自分の言動に誤りがないかを反省する。 |
三日天下 | みっかてんか | わずかな期間だけ政権を握ること。また、高い地位や大きな権力を手に入れても、すぐに失うこと。 |
身に過ぎた果報は災いの基 | みにすぎたかほうはわざわいのもと | 分不相応の幸せは災難を招くことになりやすいから、気をつける必要がある。また、自分に合う程度の幸せがよいという意味もある。 |
見ぬが花 | みぬがはな | 何事も、まだ見ないうちに心の中で想像しているときのほうがよいのであって、現実になってみると落胆することが多い。 |
見ぬは極楽知らぬは仏 | みぬはごくらくしらぬはほとけ | 不愉快なことでも見なければ極楽にいるように穏やかな気分でいられるし、知らなければ仏のように柔和な顔をしていられる。 |
見ぬ物清し | みぬものきよし | 実際に見れば汚い物でも、見ないうちは気にならずに平気でいられる。 |
蓑笠はてんで持ち | みのかさはてんでもち | 各人が使う物は、それぞれ各人の負担においてする。 |
身の程を知れ | みのほどをしれ | 自分の身分や実力から考えて、そのことをしてよいかどうかを判断しなければいけないという戒め。 |
耳の楽しむ時は慎むべし | みみのたのしむときはつつしむべし | 他人からお世辞を言われていい気になどなっていると、思わぬ落とし穴にはまることが多いから注意しなくてはいけないという戒め。 |
見目は果報の基 | みめはかほうのもとい | 顔かたちが美しい人は、それが幸せを招く原因になる。 |
見るは法祭 | みるはほうらく | 世の中には珍しい物や美しい物がたくさんある。それを見るのは無上の楽しみだ。また、見るだけはただだから見なさいという意味でも使う。 |
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ | みをすててこそうかぶせもあれ | 困難にぶつかったときは、一身を犠牲にする覚悟で事に当たれば、活路は開けていくものだ。 |