ことわざ辞書「わ」から始まることわざ
「わ」から始まることわざ一覧
ことわざ | よみ | 意味 |
我が家楽の釜盥 | わがいえらくのかまたらい | 釜を盥の代わりに使っているような不自由で貧しい暮らしをしていても、わが家ほど気楽で楽しいところはない。 |
若い時の苦労は買うてでもせよ | わかいときのくろうはこうてでもせよ | 若いときにする苦労は、貴重な経験として将来必ず役に立つから、自分から求めてでも苦労はしたほうがよいという教え。 |
我が上の星は見えぬ | わがうえのほしはみえぬ | だれでも自分の運命はわからないものだ。 |
我が刀で首切る | わがかたなでくびきる | 自分の刀を使って自分の首を切るように、自分自身がやったことで苦しむこと。 |
若木に腰掛けな | わかぎにこしかけな | 若い木は折れやすいから腰を掛けてはいけないということで、若い者は当てにしないほうがよい。また、成長途上の若い者には無理をさせず、大切にせよという意味でも使う。 |
若木の下で笠を脱げ | わかぎのしたでかさをぬげ | 若い木はこれからどんな大木に育つかわからない。人間も同じで、若い者は将来どのように出世するかわからないのだから、ないがしろにせず、敬意を払うべきだ。 |
我が子自慢は親の常 | わがこじまんはおやのつね | 自分の子の自慢話をする親馬鹿はありふれていて、親なら当然だ。 |
我が身の臭さ我知らず | わがみのくささわれしらず | 人は、自分の欠点には気がつかないものだ。 |
我が身の事は人に問え | わがみのことはひとにとえ | 自分に関することは、とかく客観的に判断できにくいものだから、人の意見を聞くほうがよい。また、自分の欠点は気がつかないものだから、人に尋ねて直すのがよい。 |
我が身を抓って人の痛さを知れ | わがみをつねってひとのいたさをしれ | 自分の身をつねると人がつねられたときの痛さがわかるように、自分の苦病に引き比べて他人の苦痛を思いやる心を持てという教え。また、自分が嫌なことは他人にしてはならないという戒めにもいう。 |
我が物と思えば軽し笠の雪 | わがものとおもえばかるしかさのゆき | 笠に降り積もる雪も、自分のものだと思えば軽く感じられる。苦しいことも、自分のためだと思えば、意外と苦にならない。 |
我が家にまさる所はない | わがやにまさるところはない | よそでどんなに楽しく過ごしても、どんなにすばらしい所を訪れることがあろうとも、やはり一番いいと思うのは、どんなにつましくてもわが家であるという意。 |
禍は口から | わざわいはくちから | 災いは口から出る言葉によって起こることが多い。口は慎まなければならないという戒め。 |
禍も三年経てば用に立つ | わざわいもさんねんたてばようにたつ | いまは災いと思えるものでも、時がたてば幸せの種になることもある。また、とんでもないものでも、長く保存しておけば、いつかは役に立つものだ。 |
禍を転じて福と為す | わざわいをてんじてふくとなす | 災いとして身に降りかかってきたものをうまく利用して事を運び、結果的に幸福になるように取り計らうこと。 |
渡りに船 | わたりにふね | 川を渡りたいと思った時に利用できる船があるという意味で、何かをしようとしている時に思いがけなく都合のよいことが起こるたとえ。 |
笑う門には福来たる | わらうかどにはふくきたる | 明朗で円満な家庭には自然と幸運が訪れるという意。 |
笑って損した者なし | わらってそんしたものなし | いつもにこやかにしている人は、周囲の人から愛されるものだ。 |
破れ鍋に綴じ蓋 | われなべにとじぶた | 割れてひびの入った鍋には、こわれた箇所に木を当てて直した蓋がついていて釣り合いがとれているという意。どんな人にもその人に合った配偶者がいる。 |