ことわざ辞書「き」から始まることわざ
「き」から始まることわざ一覧
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| ことわざ | よみ | 意味 |
| 聞いて極楽見て地獄 | きいてごくらくみてじごく | 話に聞いていたのと実際に見たのとではまるで違うことで、聞くと見るとは大違いのずっと悪い状態のたとえ。 |
| 奇貨居くべし | きかおくべし | 珍しい品物は、今買っておけば将来利益が得られるから、その費用を惜しむべきではない。得難い機会は逃さず利用しなければいけない。 |
| 騎虎の勢 | きこのいきおい | 虎の背に乗って走ると、その勢いが激しく降りることができない意から、やり始めたことに勢いがついて途中で止めることができず、運を天にまかせて行きつくところまでいくしかないという状態のたとえ。 |
| 樹静かならんと欲すれども風止まず | きしずかならんとほっすれどもかぜやまず | 樹木が静かに立っていたくても、風が吹くのでできない。同様に、親孝行をしたくても親が死んでいるのでできないという嘆きのことば。 |
| 木七竹八塀十郎 | きしちたけはちへいじゅうろう | 木は七月に切るのがよく、竹は八月に切るのがよく、上塀の土は十月に塗るのがよい。 |
| 雉も鳴かずば打たれまい | きじもなかずばうたれまい | 雉も鳴かなかったらば、いる所も知られず打たれることもなかったろうに、の意から、余討なことを言ってわざわざ災いを招く。不必要なことばは慎まなくてはいけないという教え。 |
| 狐の嫁入り | きつねのよめいり | 日が照っているのに小雨が降ること。 |
| 昨日は今日の昔 | きのうはきょうのむかし | 昨日は僅か一日前であっても、もはや過ぎ去った過去であるの意で、月日の経過が非常に早いことをいったもの。 |
| 気の利いた化け物は引っ込む時分 | きのきいたばけものはひっこむじぶん | ある地位に居座って引退しそうにない人について言う悪口。帰ってほしいのに長居をしている人についても陰で使う。 |
| 鬼面人を嚇す | きめんひとをおどす | 鬼の顔のような見せかけの怖さで人を威嚇したり、びっくりさせたりすること。こけおどし。 |
| 杞憂 | きゆう | 無用の心配、取り越し苦労のこと。昔、中国の杞の国の人が天が崩れ落ちてきたらどうしようと心配して、夜も寝られず、食事もしなかったという故事による。 |
| 九死に一生を得る | きゅうしにいっしょうをえる | 十のうち九までが死、生は一だけの状況の中で、辛うじて命が助かる意で、危うく命拾いをすること。 |
| 窮鼠猫を噛む | きゅうそねこをかむ | 追い詰められた鼠は猫にさえ噛みつく。絶体絶命の立場に立たされると、弱い者でも強い相手に反撃して勝つことがある。 |
| 兄弟は他人の始まり | きょうだいはたにんのはじまり | 仲よく育った兄弟も、成長してそれぞれ独立して家庭をもつようになると、妻子への愛情がより強くなって自然に兄弟の間が疎遠になり、まして利害がからんでくると、いっそうその仲は遠くなり他人のようになっていく。 |
| 京の着倒れ大阪の食い倒れ | きょうのきだおれおおさかのくいだおれ | 京都の人は衣装に金をかけ、大阪の人は欲食に金をかけ、その結果財産をなくすほどだ。 |
| 今日の後に今日なし | きょうののちにきょうなし | 今日という日は再び来ないのだから、今日を大切にせよ。今日できることは今日済ませよという意味もある。 |
| 今日の一針明日の十針 | きょうのひとはりあすのとはり | 今日なら一針で済むほころびも明日には大きくなって十針も縫わなければならなくなる。わずかの労を惜しむと後で大変になる。 |
| 器用貧乏 | きようびんぼう | なんでも一応できる器用な人間は、一事に専念しないために大成せず、結局貧乏に終わる。 |
| 狂瀾を既倒に廻らす | きょうらんをきとうにめぐらす | 荒れ狂って砕ける大波をもとへ押し返す意から、傾いた体勢をもとの形に戻す。 |
| 漁夫の利 | ぎょふのり | 当事者同士が互いに争っているすきに、第三者が利益を横取りする。 |
| 清水の舞台から飛び下りる | きよみずのぶたいからとびおりる | 重大な決意を固めて、思い切って物事を実行する。 |
| 麒麟の躓き | きりんのつまづき | どんな名馬でもつまずくことがあるように、優れた人も時には失敗するという意味。 |
| 切る手遅かれ | きるておそかれ | 軽率に事を決行したり、決断を下したりせず、その前に十分に熟慮せよという意味。 |
| 義を見て為ざるは勇なきなり | ぎをみてせざるはゆうなきなり | 人として当然行うべき道を知りながら実行しないのは、その人に勇気がないからであるという戒め。 |
| 琴瑟相和す | きんしつあいわす | 夫婦仲が極めてむつまじい。 |
| 錦上花を添える | きんじょうはなをそえる | 美しい錦の布の上に花を置くの意から、美しい物に更に美しい物を加えることや、よいこと、めでたいことが重なる。 |
| 金時の火事見舞い | きんときのかじみまい | 酒を飲んだりして、真っ赤になった顔の形容。 |



