ことわざ辞書「け」から始まることわざ
「け」から始まることわざ一覧
ことわざ | よみ | 意味 |
芸が身を助くるほどの不仕合わせ | げいがみをたすくるほどのふしあわせ | 落ちぶれた後、道楽で覚えた芸事で生計を立てているみじめな境遇をいったもの。 |
兄弟牆に鬩げども外その務りを禦ぐ | けいていかきにせめげどもそとそのあなどりをふせぐ | 兄弟というものは、家の中でけんかはしていても、外部から侮辱をうけると力を合わせてそれを防ぐものだ。 |
芸は道によって賢し | げいはみちによってかしこし | 一芸に通じた者は、その道に詳しい。さらに、いろいろな分野の専門家は他分野の人の追随を許さない。 |
怪我の功名 | けがのこうみょう | やり損ないや、何気なくしたことが、思いがけずよい結果を生むこと。 |
逆鱗に触れる | げきりんにふれる | 君主や目上の人を激怒させること。「逆鱗」は竜の喉の下にある逆さに生えた鱗。これに触れると、竜は怒ってその人を殺すという。本来は竜を天子にたとえて、天子の怒りに触れることをいった。 |
下戸の建てた蔵はない | げこのたてたくらはない | 酒の飲めない下戸が、その酒代をためて蔵を建てた話は聞かない。酒を飲まずにいても財産ができるものではないと、酒飲みが下戸をからかうことば。また、酒飲みの自己弁護のことば。 |
下駄も阿弥陀も同じ木の切れ | げたもあみだもおなじきのきれ | 足にはく下駄も拝まれる仏像も、元は同じ木から作られたものであるの意から、始めは同じでも、心掛けしだいで大きな差ができることの教え。 |
月下氷人 | げっかひょうじん | 結婚の媒酌人、仲人のこと。 |
穴隙を鑽る | けつげきをきる | 戸などに穴を開けること。男女が密かに相手のもとに通い肉体関係を結ぶことをいう。 |
煙も眉目よい方へならでは靡かぬ | けむりもみめよいほうへならではなびかぬ | 煙でさえもなびくのは美人の方へである。誰でも美人の側にいる方がよいのにきまっている。 |
げらげら笑いのどん腹立て | げらげらわらいのどんばらだて | げらげら笑っていたかと思うと、不意に腹を立てる。このように感情の起伏が激しい者のこと。 |
喧嘩両成敗 | けんかりょうせいばい | 喧嘩をした者がいたら、どちらが良くても悪くても、両方を同じように処罰する。 |
乾坤一擲 | けんこんいってき | 天下をかけ、運命をかけて大勝負に出ること。さいころを投げて、天が出るか地が出るかをかけること。 |
捲土重来 | けんどちょうらい | 一度は戦いに破れた者が、勢力を盛り返して攻め寄せること。失敗した者が、ふたたび非常な意気込みで挑戦すること。 |
犬兎の争い | けんとのあらそい | 両者で争っているうちに、第三者に利益を横取りされてしまうたとえ。 |