ことわざ辞書「む」から始まることわざ
「む」から始まることわざ一覧
ことわざ | よみ | 意味 |
六日の菖蒲十日の菊 | むいかのあやめとおかのきく | 五月五日は端午の節句で菖蒲を、九月九日は重陽の節句で菊を飾るが、節句に一日遅れた菖蒲と菊は役に立たない。そこから、時機に遅れてしまった。 |
昔千里も今一里 | むかしせんりもいまいちり | 昔は千里を行くことができた良馬も、今は一里しか行けないの意から、優れた人でも年をとれば才能が哀える。 |
昔の剣今の菜刀 | むかしのつるぎいまのながたな | 昔は剣であったものが、今では菜刀にしか使えないの意で、優れたものでも古くなれば役に立たなくなる。 |
昔は昔今は今 | むかしはむかしいまはいま | 昔がどうあったとしても、今と昔は違うのだから、昔のことは現在には当てはまらないという意味。古い生活習慣などを持ち出そうとする人を批判することば。 |
婿は座敷から貰え嫁は庭から貰え | むこはざしきからもらえよめはにわからもらえ | 婿養子は自分の家より高い家柄から貰うのがよく、嫁は低い家柄から貰うのがよい。 |
虫の居所が悪い | むしのいどころがわるい | 体の中の虫が具合の悪い所にいるということで、不機嫌になり、怒りっぽくなっている状態のたとえ。 |
娘三人は一身代 | むすめさんにんはひとしんだい | 養蚕や製糸に女手を必要とした土地のことわざで、娘が三人あれば、手が多くなるから一財産つくることができる。 |
娘三人持てば身代潰す | むすめさんにんもてばしんだいつぶす | 娘が三人いれば、その嫁入り仕度のために全財産がなくなってしまう。嫁入りさせるには大変な費用がかかることをいったもの。 |
胸三寸に納める | むねさんずんにおさめる | 言いたいことがあっても心の中にしまいこんで、それを顔色やことばに出さない。 |
胸に釘 | むねにくぎ | あたかも胸に釘を打たれるように、心の弱点や急所を突かれて痛みを感じたり、狼狽したりすること。 |